こんにちは、キャプテンです。
今回は、子どもの教育に関わりすぎると失敗するよ、
というお話をしていきます。
お子さんには、勉強の楽しさを覚えてもらいたいし、
賢くなってもらいたいじゃないですか。
僕が母親だったら、絶対そう思いますね。
ただ、その思いが強ければ強いほど、
お子さんの教育に干渉しすぎてしまいます。
それって、結構危険なんですよ。
ということで今回は、ある専業主婦からエピソードをいただいたので、
それをもとに「関わりすぎることの危険性」を見てきましょう。
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私は、小学2年生と中学2年生の子どもを育てている専業主婦です。
子どもたちがどうしたら根気よく勉強に取り組み、
勉強の楽しさを感じてもらうためにはどうしたらよいのか
を日々考えて実行しています。
こう考えることが楽しいんですよ。
やっぱり子どもの成長を見るって嬉しいじゃないですか。
だから、余計に教育に熱が入っちゃいます。
で、ここまで聞くと、教育は順調だと思うかもしれませんが、
実は試行錯誤の過程で失敗したことがたくさんあります。
特に、今中学2年の上の子に関しては、数々の失敗をしてきました。
上の子が小学4年生くらいのときの話です。
まだ自分だけで宿題とか市販のドリルを進めることができていなかったので、
一問一問勉強を見ていました。
じゃあ、1番の(2)をやろうか!
うーん、惜しい!ここの式変形が間違っているよね。
そうそう、ちゃんと直したら合ってるって分かるよね。
じゃあ、次の問題に行こうか。
こんな感じで、一問一問つきっきりで教えていました。
で、分からないと言った問題は、すぐに答えを教えてあげていました。
その当時は、これが悪い方法だとは思っていませんでした。
子どもに教えれば教えるほど伸びる!
そう信じていました。
YouTubeやブログで、子どもの勉強を放置してはいけないと言っていたから、
それに従って教えていただけなんですよ。
だけど、やらかしてしまいました。
で、何をやらかしたのかというと、
子どもが正解かどうかを、一問一問確認しないと気が済まなくなったことです。
合っているのか、間違っているのかがすごく気になるわけですね。
これの何が悪いかというと、
テストの時って、その場で答えをすぐに確認できるわけではありません。
制限時間というものがあって、その時間内に自分のベストを尽くすわけです。
でも、一問一問すぐに答えを知る癖をつけてしまったせいで、
『分からない問題を粘り強く考える』
能力が身につかなくなってしまいました。
要は、思考力が鍛えられなかったわけですね。
これって、完全に私のせいなんですよ。
コレ分からない、、
と言われたら、すぐに答えを教えてしまっていましたから。
だって、カワイイ我が子がわかんない!って言ってたら、教えたくなるじゃないですか。
あと、私が楽だから、、。
そのせいで、考える力を削いでしまったなんて。
本当に後悔しました。
そのせいで、私が教えるようになってから、テストの点数が下がってしまいました。
小学3年生までは、80点とか90点をコンスタントに取っていたんですよ。
なのに、私が教えてからは60点に、、。
これは辛かったですね。
何で私が教えているのに、点数が下がっているの?
どうして?
私はもう教えない方がいいの?
こうやって、自暴自虐になった時期もありました。
でも、やり方が違っただけなんです。
関わりすぎただけなんですね。
だから、小学5年生になってからは、スタイルを変えてみました。
「子ども主体」、「距離感」を意識して、教育するように決意しました。
やったこととしては、
子どもが自分で解いて、分からない問題があるときだけ、私のもとに来てもらうようにしてもらいました。
あとは、いつもは夕方や夜に勉強していたのを朝にやらせてみました。
というのも子どもが、
夜にやると眠くて頭が働かない、、
と言っていたからです。
で、子どもに1日の計画を立てさせて、
何時から何時までは勉強して、何時から何時までは遊ぶ、
みたいに自主的に決めさせました。
そこで、子どもは朝に勉強することを選びました。
だから、朝は子どもと一緒に6時に起きて、私が朝ご飯の支度や家事をしている間に、
子どもは40分間家庭学習をするようにしました。
これが思ったよりも効果があって、
朝は学校の時間が迫っているから、時間が決まっているわけなんですよ。
だから、限られた時間に決まった枚数をこなす集中力が身につきました。
しかも、テストも90点以上を毎回取るように。
あの思考力がなくて、点数が悪かった息子がですよ!
しかも、朝に勉強を終わらせているから、午後は好きなように遊ばせるようにしているのですが、
生き生きと遊んでいるように見えます。
やっぱり、勉強を先に終わらせているから、帰ってからの負担が少ないのがあるでしょうね。
そのため、友達との仲も順調だと言っていました。
今では、上の子は中学2年生なのですが、なんと、
「家で勉強をするのはそんなに苦にならない」
「小学校から勉強する習慣をつけたおかげで、自主的に勉強できている。
ありがと!」
と言われました。
あの、干渉しすぎて最悪だった母が、お礼まで言われるようになりました。
まあね!
と言ってさらっと流しましたが、
内心飛び跳ねるほどものすごく嬉しかったです。
あのときの失敗から、しっかりと修正することができて良かったです。
ちなみに、下の子も同じように育てていますが、
勉強は苦労することなく進んでいます。
結局は、関わりすぎたことが問題だったんですね。
ついこの間までは、幼稚園にいたように感じるわけですから、
私がなんとかしなきゃ!
という想いが強かったです。
でも、私の想像以上に子ども達は成長していたんですね。
自分で考える能力も、ついているわけです。
だから、干渉しすぎるのではなく、
困ったときにサポートしてあげることが大事だったんです。
それに気づけて良かったです。
私と同じように、教育に熱心な素晴らしいお母さん方はたくさんいると思います。
ぜひ、昔の私みたいにならないように、
干渉ではなくサポートを心がけてみてください。
思った以上の成長をしてくれますよ。
ありがとうございました。
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いやー、関わりすぎることのデメリットが、ものすごく伝わってきましたね。
僕のブログやメルマガには、
教育に熱心な素晴らしい専業主婦の方たちが集まってきてくれます。
でも、熱がこもりすぎて、時には子どもに干渉しすぎてしまうこともあるんですよね。
これは誰にでもよくあることなんですよ。
だから、自分の過ちを認めて修正すること、
これが大事になってくるわけですね。
ちなみに、これと似たような経験が、僕自身もあります。
僕が駆け出しの塾講師の時、小学生相手の個別指導もしていました。
そのとき、今回のお母さんと同じように、
すぐに答えを言ってしまっていたんですよ。
そこ、計算違うよ。
その考えで進むと、上手くいかないよ、、。
その結果、成績が上がらなくなってしまったんですよ。
まあ、理由はさきほどと同じで、考える力を奪ってしまったからですね。
あとは、間違えることのハードルを上げてしまったことです。
一問一問、
合ってる?
どう?
と言って、顔色をうかがってくるわけです。
それを続けることによって、間違える=悪みたいな価値観が植え付けられてしまいました。
小学生のうちなんて、間違えまくっていいんですよ。
初めてみる問題なんて間違えまくって、そこから正しい答えを知っていけばいいだけの話です。
むしろ、知識はそうやって身につけていきます。
新しい単元をやって、全問正解とか、
神童かよ!って思いますからね笑。
だから、間違えてなんぼなんですよ。
なのに、昔の駆け出しの僕は、間違え=ダメ!
っていう考え方を、子どもに自然と身につけてしまっていました。
よかれと思っていたのにですよ。
これが、教育の怖いところですよね。
よかれと思ってやったことが、まさかの悪影響に、、
なんてこと、たくさんあります。
だからこそ、僕はそれを減らすために情報発信を行っています。
正直、他の発信者がつつかないような、本質的なこと発信していますね。
今回の記事もそうですね。
教育は超大事!しまくれ!
っていうのが常識なわけですけど、思わぬ落とし穴があるわけです。
それを避けていこうぜ!って話です。
その点、僕は小学生から高校生まで教えた経験がありますし、
現役で大学受験の指導も行っている身でもありますので、
教育の段階毎のつながりから皆が気づかない落とし穴まで、
深い知識を提供できます。
ちなみに、そういう落とし穴にはまらないで、お子さんをどんどん成長させたいよ!
って言う人には、僕の無料メルマガをオススメしますね。
1日3分で、お子さんが成長できる内容になっているので、ぜひ。
というわけで、話が逸れてしまったわけなんですが、
お子さんに関わりすぎには注意ですね。
そういう人には、
「子どもの自主性」
を合言葉に教育してみると、バランスがとれていいですよ。
では。